もう半月前ほどの話になります。
ほとんど雪の降らない地方で育ったせいか私は非常に寒がりです。今年は昨年とは違い、やや暖冬傾向なのでちょっぴり楽してますが、どちらにせよ寒い冬は必ずやってきます。
11月29日、もう12月は目の前です。オートバイで遠出するのもそろそろ限界です(^^;。
エセハネウマライダーと呼んで下さい。最近では通勤もほとんど車になってしまいました。
そういうわけで、この日はおひがらも良く、気温も高めで、おまけに相棒も仕事で出勤して、私ひとり。もう家でじっとしている理由はありません(^^)。
この日はちょっと南房総方面に行ってみたかった場所があり、必然的に館山に真っ直ぐ向かう道のりとなり、それじゃあせっかくだからというわけで、ここに来ちゃいました(^^;。
夢島です(^^)。
どっからどう見ても夢島です(^^;。
でも何度見てもいいもんです。
この角度から見る浮島はちょうど水平線上に浮かんでいるように見えます。
この遠さ加減がなんともいえません。
双眼鏡で覗いても島の詳しい様子はほとんど分かりません。
ちょうど日光が島の真上に位置しているせいもあると思います。
でもそのおかげで海面の反射がとてもきれいです。
島のシルエットだけがくっきりと見えて、まるで光の中に浮かんでいるようなとても不思議な光景でした。
ちょっとTOYOTAのCM風に撮ってみました(^^)。
前回はかなりの曇天でしたから、今回はCMの雰囲気にかなり近かったですね。
濡れた海岸の岩肌というのは本当に滑りやすいです。
実は前回沖の島に行った時もNobさんの目の前で転んでレンズを岩にぶつけてしまい、ズーミング中に引っかかりを作ってしまったのですが、学習能力がないのか、ただのアホなのか、またもやここで滑って転んでしまいカメラ本体を傷つけてしまいました・・・。幸い壊れてはいないようだったので良かったのですが、とっさに着いた片足には波がざぶーんとかかり・・・(^^;。
・・・そろそろ本題に入ります(^^;。
今回ついでに立ち寄った野島埼灯台。
房総最南端にある、歴史ある灯台です。地理的特徴から水平線における日の出と日の入りが楽しめるある意味ちょっと珍しい場所だそうです。
以前ここに来た時はもう夕方で灯台に登ることが出来なかったので、今回は灯台に登り、資料館などを見物してきた訳なんです。
ここで知り得たちょっと興味深い話。
それはあの浮島にも灯台があるという事実。
ま、別にもうドラマとは全く関係のない話ではあるんですが(^^;
気になり出すと止まらないので、せっかくならば見てみたいものです。
すっかり日も短くなり、まだ4時なんですがもうこんな暗さです。
ちょうど館山の州崎を通って東へと沖の島へ向かう途中、ふとバックミラーを見ます。
するとそこには鮮やかな夕日に照らされた空一面を覆うようなうろこ雲。
思わず道路脇にスカブーを停めて、振り返った私は写真を撮ります。
そして海岸側、北のソラはちょっと暗くてもの悲しい雰囲気。
複雑な表情を見せるソラや鳥たち。そして時折飛んでいく海自のヘリコプターを眺めながら海の向こうに見える細く伸びた陸地を見ながらふと思いつきました。
沖の島から見る雰囲気によく似てる。・・・けど少しだけ違う。
地図をよく見ると分かりますが、沖の島から浮島を直接見ることは出来ません。
ちょうど大房岬が邪魔をする格好になっている訳なんですが、
この場所なら・・・、ひょっとして・・・。
理屈からいえばこのあたりからは直接浮島が見えるはずです。
地図で確認したあと、早速双眼鏡を取り出してそれらしき場所を目を皿のようにして探しました。
あ、ありました!あの形はまさに浮島。間違いありません!
今度はトランクから400mmを取り出しα-7に取り付けて撮影してみます。
もうかなりの暗さで条件が悪く、写りも悪かったのですが、
こうして写真を加工してみると島の様子がなんとなく分かります。
それにほら、ちょうど島の真ん中水面近くに黒くなった場所が何カ所かあります。
もちろんこれは現地ではまったく気が付かず、最近この画像を加工して分かったのですが
「ああっ、洞くつっ! フフッ♪」
もしかしたらこれじゃないかと思ったんです。
いや、そうだったらいいんじゃないかと思っているだけです(^^;。
そうこうしてるうちに、雲が切れて浮島に夕日が当たるようになってきました。
今度はレンズにx1.4のテレコンを取り付け、さらに大きく浮島に迫ってみました。
バックに見える山影はおそらくioさんが登った鋸山です(^^)。
この写真ももちろん加工してあるんですが、光が当たってくれたおかげで先ほどの写真より少しだけ島のディテールが分かります。そして、島の上部には白い建造物らしきものが写っています。これがもしかして灯台なのではないでしょうか?
時間も既に5時半を回りました。
当然の様に鋸南の勝山に立ち寄りました。
もうあたりには人工の光もほとんどなく、月明かりもない状態なので肉眼でさえもかすかに島影が見える程度。でも島の上部には定期的に光る、まさに灯台の光を見ることが出来ました。
浮島には灯台があったのです(^^)。
おまけに島にあるあの桟橋付近に妖しい光を発見!
真っ暗闇の中にうっすらと見える夢島。
暗闇に周期的に灯台の明かりがかすかに光るだけで
もう本当に辺りが暗すぎて、見てるだけでは辛すぎです(^^;。
でもこうして写真に撮るとまた違った夢島が見れたようで
ちょっと幸せな気分になりました(^^)。
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