カテゴリー「第10話」の33件の記事

2005年11月13日 (日)

福島空港

10-37 2人が空港で最初に座ったベンチの下にはアキが作った「ソラノウタ」が・・・。

雨が降る中、道路に置き去りにされた亜紀の遺灰。それとオーバーラップするかのように雨の空港で忘れられた「ソラノウタ」が写し出されてこの10話が終わります。

PICT4988a 第5話で朔太郎が夢島で見つけた亜紀のテープを聞いて
「時の流れから、たった一人置き去りにされた声だった」
「僕が捨てようとした声だった」
という朔太郎のナレーションがあります。

亜紀の遺言であるウルルに遺灰を撒いて欲しいという願い。
私がいなくなってもサクちゃんには頑張って生きて欲しいという願い。
後者はソラノウタを渡しそびれてここで落としてしまったことでサクちゃんに伝わらなかったのですからある意味しょうがないのですが、結果的に亜紀の願いはほとんど叶えられていない訳です。時が止まっているとも言えます。
そんな亜紀の思いを表そうとしているシーンなのかな、と、ふと感じました。

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2005年11月12日 (土)

福島空港

10-36 「好きよ、・・・サクちゃん」

その言葉を最後にアキの意識は遠のいていきました。

「助けてください」

P1050148a 叫びとはほど遠いその押し殺したような静かなサクちゃんの願いは・・・。

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福島空港

10-35 「サクちゃん、やっぱり・・・あの世なんて・・・ない」
「天国なんて・・・ない」

「もうしゃべんなよ」

「ここ、・・・ここ・・・天国だもん」

PICT4963a

そのはかなくて澄んだ優しいアキの声。

・・・もう涙が止まりません・・・

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福島空港

10-34 ・・・

PICT4964a  ・・・

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福島空港

10-33 時々力が抜けそうになるアキを必死で支えるサクちゃんはアキに優しく
「がんばれ」と声をかけます。

遠くなりかける意識を引っ張り戻し、アキはサクちゃんのバッグを左手でつかみなおします。

P1050150a

でも無情にも音楽が突然鳴りやみ、アキの力は完全に抜け落ちてしまいます。

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福島空港

10-32 ロビーのガラスには容赦なく雨が当たり続けます。
もう2人は一歩一歩、進み続けることだけで必死です。静かな空港に2人の息づかいが響いているかのようです。

PICT4961a 実際の空港は東側のガラスから柔らかな光が差し込み、とてもさわやかな印象です。ただカウンター前にはANA専用の荷物検査機が設置されていて、ちょっと雰囲気が変わってしまいました。

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福島空港

10-31 ただならぬ雰囲気にみんなの視線が集まり始めています。それでも2人はとにかく搭乗ゲートを目指してゆっくりと歩き続けます。

PICT4957a やはりここでも自動販売機は隠してあります。

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福島空港

10-30 「行くよ」

もう黙ってうなずくことしかできないアキでした。

PICT4982a これは2Fロビーから撮ったものです。映っている範囲が映像に比べて狭いのはレンズの広角の度合いが足りないからです。

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福島空港

10-29

一度立ち上がって歩き始めたアキですが、すぐに立ち崩れてしまいます。

「歩く」
「自分で歩くの」

PICT4987a もちろんサクちゃんの助けがいやなわけではありません。病に負けそうな自分が許せない、我慢ができないだけなのだと思います

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2005年11月11日 (金)

福島空港

10-28 意識がもうろうとしたアキを抱き起こしたサクちゃんはあざの増えたアキの体を見て
「戻ろう」
「行く」
「でも」
アキはサクちゃんの腕をつかんで
「行きたいの」

P1050143a アキは最後の力を振り絞って自分の力で起きあがろうとします。
「サクちゃん、どこ行けばいいの?」
「搭乗ゲート」

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