福島空港
2人が空港で最初に座ったベンチの下にはアキが作った「ソラノウタ」が・・・。
雨が降る中、道路に置き去りにされた亜紀の遺灰。それとオーバーラップするかのように雨の空港で忘れられた「ソラノウタ」が写し出されてこの10話が終わります。
第5話で朔太郎が夢島で見つけた亜紀のテープを聞いて
「時の流れから、たった一人置き去りにされた声だった」
「僕が捨てようとした声だった」
という朔太郎のナレーションがあります。
亜紀の遺言であるウルルに遺灰を撒いて欲しいという願い。
私がいなくなってもサクちゃんには頑張って生きて欲しいという願い。
後者はソラノウタを渡しそびれてここで落としてしまったことでサクちゃんに伝わらなかったのですからある意味しょうがないのですが、結果的に亜紀の願いはほとんど叶えられていない訳です。時が止まっているとも言えます。
そんな亜紀の思いを表そうとしているシーンなのかな、と、ふと感じました。
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コメント
前にも書きましたが、「ソラノウタ」を亜紀はどこで朔に渡そうとしたのでしょうか? ウルル? それとも息を引き取る寸前ですかね? 何にしても、この時に朔に渡っていたらこの後の朔の苦しみも人生も少しは変わっていたかもしれませんね。
投稿: はーちゃん | 2005年11月13日 (日) 10時00分
アキが一人で駅に座って、自分のバッグの中に入っている「ソラノウタ」を見て「忘れちゃった・・・」というシーンからも、やはりウルルで渡すつもりだったのだと思います。つまり、タクシーからサクちゃんを突き飛ばしたのは、あくまでそういうチャンスがあったからであって、最初からそのつもりではなかったのでしょう。
投稿: roadrace | 2005年11月13日 (日) 23時38分